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 いしかわクリニックHOME > 不妊症のこと > 不妊の原因
妊娠に必要な過程のどこかが障害されると妊娠が難しくなります。
不妊症の原因とその検査について説明します。
検査の詳しい説明は『不妊の検査』のページをご覧下さい。
 卵管の異常による不妊
卵子と精子が受精するためには精子が卵管内を遡上して卵子と出会わなければなりません。さらに、受精した胚は卵管を通って子宮に入ります。そのため、、もし卵管に閉鎖や狭窄があると妊娠できなくなります。これを調べる検査が子宮卵管造影検査です。この検査は子宮頚管から造影剤を注入し、子宮腔や卵管の形をレントゲンで見るものです。検査の結果、卵管に異常が認められた場合には、手術や体外受精の適応となります。卵管の通過性が悪いと痛みが強い場合もあります。

【実施される検査】・・・子宮卵管造影検査
 排卵障害による不妊
卵胞の発育が起こらないか、卵胞破裂が起こらない場合を排卵障害と呼びます。これを調べるには基礎体温の測定と、卵胞の発育や子宮や卵巣の状態などをモニターに映し出す超音波診断などを行います。排卵障害があった場合には、飲み薬や注射で排卵を促していきます。

【実施される検査】・・・基礎体温測定・超音波検査・ホルモン検査
 男性側の原因による不妊
精子が少なかったり、動きが悪かったり、奇形精子が多い場合には妊娠しにくくなります。これは、ご主人様の精液を検査して確認します。精子に異常が認められるときには、薬を飲んでいただいたり、人工授精や顕微授精の適応になる場合もあります。また、精液中に白血球が増えると、妊娠率が低下します。多くは前立腺炎が原因ですが、抗生物質による治療をお勧めします。

【実施される検査】・・・精液検査
 着床障害による不妊(黄体機能不全によるもの)
黄体の働きが悪く、十分にホルモンが分泌されない場合や、子宮内膜がホルモンに反応しない場合を黄体機能不全と呼びます。これを調べるためには血液検査でホルモンの濃度を測定し、超音波で子宮内膜の厚さを測定します。黄体機能不全の場合は、黄体方ホルモンを薬や注射で補充します。

【実施される検査】・・・血液検査・超音波検査
 着床障害による不妊(子宮の異常によるもの)
子宮に病変があると子宮内膜が損なわれ着床ができなくなります。その内容には、先天的な子宮の形態異常や後天的な子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、子宮腔癒着症など」あります。これを調べるためには超音波検査や子宮卵管造影検査、子宮の内部を細いカメラでみる子宮鏡検査などを行います。着床の障害になるような異常が認められたときには、手術をして子宮の状態を改善します。

【実施される検査】・・・超音波検査・子宮卵管造影検査・子宮鏡検査
 ホルモン分泌による不妊
排卵が正常に行われるためには、いくつかのホルモンの働きが大きく作用します。また、受精卵が着床し、順調に育つためにもホルモンが大切な作用をしています。

【実施される検査】・・・ホルモン検査

 免疫が関与する不妊(免疫性不妊)
女性の体内には精子と結びついて、運動性や受精能力を損なう抗体と呼ばれる物質があることがあります(抗精子抗体)。さらに他にも、受精卵の着床や発育を障害する抗体や、男女両方に受精を妨げる抗体が存在することもあります。これの一部は血液検査やフーナーテストでわかりますが、検査不可能なものもあります。抗精子抗体がある場合には、人工授精や体外受精の適応になります。

【実施される検査】・・・血液検査・フーナーテスト
 カップルの相性による不妊
女性側に抗精子抗体が存在している場合、頚管粘液が異常な場合には、精子の運動が妨げられたり、排除されたりします。これを調べるために排卵日付近に性交、翌日頚管粘液中の精子数を数えます。くりかえして結果が悪かったときには、人工授精や体外受精をお勧めします。

【実施される検査】・・・フーナーテスト
 乳腺刺激ホルモンの異常による不妊
人によっては妊娠してないの乳汁が分泌されることがあります。これはプロラクチンというホルモンが原因で、妊娠の妨げてしまいます。乳房を押さえて乳汁がでる場合には血液検査でプロラクチンを調べ、もし高値ならば、プロラクチンの値を下げる薬を飲んでいただきます。

【実施される検査】・・・プロラクチン測定
 原因不明不妊症
一般不妊検査(ホルモン検査・精液検査・フーナーテスト・基礎体温・子宮卵管造影検査・子宮鏡検査・超音波検査)で異常を認めない例も一割以上存在し、これを原因不明不妊症と呼びます。この中には排卵後、卵が卵管に移行できない方(卵管采の補足障害)や受精卵が子宮に着床できない方(着床障害)、受精障害の方などがふくまれますが、現在のところ検査の方法がありません。このような方でも、人工授精を行うことで妊娠を期待します。
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