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不妊治療の薬

当クリニックで使用している薬の説明です(あいうえお順)

その他、治療効果を高めるために、サプリメントをお勧めする事もあります。

<薬詳細情報>

ウトロゲスタン膣用カプセル(200mg)(黄体ホルモン製剤・プロゲステロン膣用カプセル)
作用 黄体ホルモン(プロゲステロン)の補充のために使用します。赤ちゃんの流産を防ぎ、妊娠を継続しやすくする薬です。
使用目的 体外受精、顕微授精、凍結胚移植等の生殖補助医療における、黄体補充のために使用します。
副作用 頭痛、腹痛、発疹、性器出血等の副作用が現れることがあります。重篤な副作用としては、血栓症(心筋梗塞、脳梗塞等)が報告されています。体調に異変があったら、使用を中止してクリニックに連絡して下さい。
使用方法 1日3回、ウトロゲスタン膣用カプセル(200mg)を1錠ずつ膣内に指で挿入します。
使い忘れ 出来るだけ、使い忘れが無いように、1日3回使用して下さい。朝、昼、夜と使用しますが、時間がずれても3回使い続けて下さい。
注意 使用量が減少すると妊娠率が低下します。長時間使用しないと生理になることがあります。出血が起こったらクリニックに連絡して下さい。本品には、ピーナッツオイルが含まれているので、ピーナッツアレルギーの方は服用出来ません。
カバサール錠0.25mg(カベルゴリン錠0.25mg)
作用 脳下垂体前葉からのプロラクチン(乳汁分泌ホルモン)を持続的に抑制し、高プロラクチン血性排卵障害、下垂体腫瘍、乳汁漏出を防ぎます。また本剤は、抗パーキンソン作用を示し、パーキンソン病にも効果があります。
また、卵巣の腫れを抑える効果もあり、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)に使用することもあります。
使用目的 プロラクチンが分泌される為に起こる不妊症(高プロラクチン血性排卵障害)の改善や、乳汁漏出を防ぐ目的で使用されます。また、パーキンソン病にも使用します。
OHSSで腹水が貯留している場合、腹水を減少させる効果があります。
副作用 悪心、嘔吐、めまい、ふらつき、幻覚、失神、錯乱、精神神経症状等が起こることがあります。体に異常がある場合は連絡して下さい。
使用方法 乳汁漏出症には週1回1~3錠を就寝前、または食後に服用します。1㎎を上限とします(乳汁漏の場合)。
OHSSに使用する場合には、1日1錠、毎日服用します。
飲み忘れ 飲み忘れた場合は、週1回のペースで別の日に服用可。(夜、就寝前に1錠)
OHSSで服用する場合には、服用を忘れたら1日1錠のペースで継続的に服用を続けて下さい。
注意 通常、週1回1錠(0.25mg)から始め、以後臨床症状を観察しながら増量します。(標準1~3錠)不妊治療で服用する場合は、妊娠が判明した時で使用を中止します。本剤は湿気に弱いため、除湿剤入りの袋で保管して下さい。
カロナール細粒
作用 非ピリン系解熱鎮痛剤で、諸疼痛の緩和作用、解熱作用があります。
使用目的 頭痛、筋肉痛、月経痛、打撲熱等に使用します。
副作用 ときに悪心、嘔吐、食欲不振、チアノーゼ等が現れることがあります。
使用方法 一日3回食後に服用します。服用量は年齢、症状等により加減します。
飲み忘れ 何回か飲み忘れがあっても、指示通り服用を続けてください。
注意 体に異常を感じた場合、薬の服用を中止し、すぐに連絡下さい。
クロミッド(クエン酸クロミフェン錠50mg)
作用 ヒト脳下垂体に作用して、ゴナドトロピン(FSH:卵胞刺激ホルモン、LH:黄体形成ホルモン)の分泌を促進し、排卵を誘発します。
使用目的 排卵障害に基づく不妊症の排卵誘発に使用します。また、排卵している場合でも、黄体機能の改善や、遅れがちな排卵を早める目的で服用することがあります。男性では精巣を刺激して、精子合成を促す目的で使用する場合があります。
副作用 卵巣過剰刺激(卵巣が腫れてお腹が痛くなること)、目のかすみ、発疹、頭痛、悪心、嘔吐等の症状が現れることがありますが、多くの場合、症状は軽度です。もし、体調が悪くなった場合にはすぐに連絡して下さい。症状が軽い時は安静にして様子をみます。また、双胎になる危険は僅かに上昇します(3~5%)が、三胎以上は自然妊娠と変わりありません。重篤な副作用としては、血栓症(心筋梗塞、脳梗塞等)が報告されています。足の痛み、突然の息切れ、胸痛、目のかすみ等の異変があったら、使用を中止してすぐにクリニックに連絡して下さい。
使用方法 月経周期の5日目頃から1日50mg~150mg(1~3錠)、5日間、食後に服用します。用法、用量は症状、年齢等で変わることがありますので、医師の指示通りに服用して下さい。
飲み忘れ 飲み忘れた場合も、次から指示通り飲み続けて下さい(1日1回~1日3回:1日4回以上は飲まないで下さい)。
注意
サワシリン錠250(合成ペニシリン製剤)
作用 ブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、淋菌、大腸菌、インフルエンザ菌、ピロリ、梅毒トレポネーマ、ヘリコバクター等の細菌を殺菌します。
使用目的 検査や処置後に、細菌による感染がおこる事を予防します。また、気管支炎、肺炎、梅毒、淋病その他の感染症にも効果があります。
副作用 アナフィラキシーショック、皮膚や粘膜の紅斑、水疱、灼熱感、疼痛、肝障害、腎障害、大腸炎、肺炎、髄膜炎、下痢、嘔吐等が起こることがあります。
使用方法 1回1錠(250mg)を1日3回、食後に服用します。
飲み忘れ 飲み忘れた場合でも、次回から指示通りに服用を続けて下さい。1回当たりの服用量を増やす必要はありません。
注意 ペニシリンアレルギーの方は、使用できません。
呼吸困難、蕁麻疹、発熱、頭痛、関節炎、皮膚や粘膜の異常等の異変を感じた場合は、すぐに薬の服用を中止して、当院に連絡して下さい。錠剤は吸湿性のため、服用直前に錠剤を取り出して下さい。
ジュリナ錠0.5mg(経口エストラジオール製剤0.5mg)
作用 卵巣から分泌される卵胞ホルモン(エストラジオール)と同じ作用があります。不正出血を止める作用もあります。
使用目的 生理不順、卵巣機能不全症、更年期障害、手術で卵巣を摘出した場合など、女性ホルモンが不足した時におこる様々な症状の改善、月経が来ない場合や月経不順などの治療のために使用します。さらに、女性ホルモンを補充して子宮の状態を改善する目的に使用することもあります(ホルモン補充療法)。また、採卵後に、着床を促すために使用する場合もあります。
副作用 血栓症、不正出血、腹痛、悪心、嘔吐、頭痛、肝機能障害、乳房不快感等の副作用が現れることがあります。下肢の疼痛、呼吸困難、意識障害等、体に異常がある場合にはすぐに連絡して下さい。症状の軽い場合は安静にして様子をみますが、治療が必要になることもあります。
使用方法 生理不順等の改善には、就寝前に1錠服用します。また、採卵後の着床を促す治療の場合には、1日3回服用します。
飲み忘れ 1日1回服用する場合は、就寝前に飲み忘れた場合は、翌朝すぐに服用します。1~2日の飲み忘れた場合でも、生理が始まっていなければそのまま飲み続けます。2~3日飲み忘れて生理が始まってしまったときは、すぐにクリニックまで連絡して下さい。
注意 飲み始めに軽い嘔吐や気分不快などが起こることがありますが、そのまま飲み続けると2~3日でほとんど起こらなくなります。ひどく不快な場合には連絡して下さい。まれに飲んでいる最中に不正出血が起こることがありますが、そのまま飲み続けると無くなります。
ダクチル(塩酸ピペリドレート錠)
作用 胃、十二指腸および胆道系などの鎮痙、鎮痛剤として使用します。また、子宮収縮緩和作用があり、流産や早産の防止にも使われます。
使用目的 胃、十二指腸潰瘍、胃炎、腸炎の場合や、妊娠中の切迫流産、早産の防止のために使用します。
副作用 まれに、悪心、嘔吐、食欲不振、めまい、動悸等の症状が現れることがあります。
使用方法 1回1錠を1日3から4回服用します。
飲み忘れ 何回か飲み忘れがあっても、指示通り服用を続けてください。
注意 体に異常を感じた場合、薬の服用を中止し、すぐに連絡下さい。
チラーヂンS錠(50マイクログラム)(レポチロキシンナトリウム錠)
作用 甲状腺ホルモンの薬です。
使用目的 甲状腺機能低下症、甲状腺腫瘍等に使用します。
副作用 狭心症、心悸亢進、不眠、めまい、頭痛等の症状が現れることがあります。
使用方法 1日0.5から8錠を症状にあわせて指示通りに服用します。
飲み忘れ 何回か飲み忘れがあっても、指示通り服用を続けてください。
注意 胸の痛み、動悸がひどい場合は、連絡してください。
ツムラ21(ツムラ小半夏加茯苓湯エキス顆粒)
作用 妊娠嘔吐(つわり)、そのほかの諸病の嘔吐の症状を軽減させます。
使用目的 妊娠嘔吐(つわり)、急性胃腸炎、湿性胸膜炎、水腫性脚気、蓄膿症等による嘔吐に有効です。
副作用 重篤な副作用は報告されていません。症状が改善しない場合は、服用を中止して下さい。
使用方法 3包(7.5g)を、1日2~3回に分けて食前または食間(空腹時)に服用します。
飲み忘れ 何回か飲み忘れがあっても、指示通り服用を続けてください。
注意 水に溶かして、冷たく冷やして服用し薬を入れて、電子レンジで温めて下さい。完全にとけたら、良く冷やして服用して下さい。服用しやすくなります。
ツムラ23(ツムラ当帰芍薬散エキス顆粒)
作用 疲労しやすく、冷え性の方に使用します。
使用目的 貧血、倦怠感、月経不順、月経困難、不妊症、冷え性、更年期障害等に効果があります。
副作用 胃腸の弱い方では、悪心、食欲不振、嘔吐、下痢等の副作用が起こることがあります。
使用方法 1日7.5g(3包)を2から3回に分けて食前または食間(空腹時)に服用します。
飲み忘れ 何回か飲み忘れがあっても、指示通り服用を続けてください。
注意 この薬は長期間飲み続けて効果が現れます。最低2から3ヶ月は飲み続けていただきます。なお、服用すると体調が悪くなる場合には服用を中止して下さい。
ツムラ24(ツムラ加味逍遙散エキス顆粒)
作用 虚弱体質で、肩こり、疲労、精神不安等の症状がある女性に使用します。
使用目的 冷え性、虚弱体質、月経不順、更年期障害に効果があります。
副作用 低カリウム血症、血圧上昇、浮腫、発疹、食欲不振、悪心等の副作用が現れることがあります。
使用方法 1日7.5g(3包)を2から3回に分けて食前または食間(空腹時)に服用します。
飲み忘れ 何回か飲み忘れがあっても、指示通り服用を続けてください。
注意 この薬は長期間飲み続けて効果が現れます。最低2から3ヶ月は飲み続けていただきます。なお、服用すると体調が悪くなる場合には服用を中止して下さい。
ツムラ41(ツムラ補中益気湯エキス顆粒)
作用 胃腸機能が悪く、倦怠感がある方に使用します。
使用目的 夏やせ、病後の体力増強、食欲不振、陰萎等に効果があります。
副作用 低カリウム血症、脱力感、四肢痙攣、発疹、蕁麻疹、食欲減退、悪心等の副作用が現れることがあります。
使用方法 1日7.5g(3包)を2から3回に分けて食前または食間(空腹時)に服用します。
飲み忘れ 何回か飲み忘れがあっても、指示通り服用を続けてください。
注意 この薬は長期間飲み続けて効果が現れます。最低2から3ヶ月は飲み続けていただきます。なお、服用すると体調が悪くなる場合には服用を中止して下さい。
ツムラ106(ツムラ温経湯エキス顆粒)
作用 手足がほてる、唇が乾く等の症状のある方に使用します。
使用目的 月経不順、月経困難、更年期障害、不眠、湿疹等に効果があります。
副作用 低カリウム血症、血圧上昇、脱力感、四肢痙攣、食欲不振、悪心等の副作用がまれに現れることがあります。
使用方法 1日7.5g(3包)を2から3回に分けて食前または食間(空腹時)に服用します。
飲み忘れ 何回か飲み忘れがあっても、指示通り服用を続けてください。
注意 この薬は長期間飲み続けて効果が現れます。最低2から3ヶ月は飲み続けていただきます。なお、服用すると体調が悪くなる場合には服用を中止して下さい。
バファリン81mg(アセチルサリチル酸81mg/抗血小板剤
作用 この薬には、血液が固まるのを防ぎ、血栓を予防する作用があります。
使用目的 一般に、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞等における血栓、血栓形成を防ぐために用います。婦人科では、妊娠中に胎盤の中に血栓ができて胎児が死亡するのを防ぐ目的で使用します。
副作用 胃腸障害、ショック、悪心、嘔吐等の副作用が起こることがあります。また、喘息の発作を誘発することもありますので、体に異常があった場合は薬の服用を中止して、すぐに連絡してください。
使用方法 食後に1日1回から4回(医師の指示通り)服用します。
飲み忘れ 何回か飲み忘れがあっても、指示通り服用を続けてください。
注意 名前は同じですが、バファリン330mg錠とは作用、使用目的が異なりますので注意してください。この薬は流産予防の為に妊娠中に服用する場合もありますので、医師の指示に従って下さい。胃に刺激がある薬ですので、空腹時の服用は避けて下さい。
プレドニン錠5mg(プレドニゾロン錠/副腎皮質ホルモン:ステロイド剤)
作用 体の免疫反応(細菌や異物に対する反応)を抑えます。
使用目的 通常、膠原病その他のアレルギー性疾患の治療等に使用します。婦人科では多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)に対する排卵誘発の補助、流産の原因となる抗リン脂質抗体症候群、原因不明の不妊症、習慣流産の治療等に使用します。
副作用 大量に長期間使用した場合は肥満、消化管潰瘍、骨折、筋力低下等の副作用が起こることがありますが、不妊治療等に使用する量ではほとんど心配ありません。少量で起こる副作用としては、食欲増進(体重増加)、不眠等があります。
使用方法 1日2回、朝、昼食後に1錠(5mg)を服用します。
飲み忘れ 朝、昼どちらかを飲み忘れた場合は夕食後に服用して下さい。何日間にもわたって飲み忘れた場合でも、そのまま指定された方法で飲み続けてください。
注意 人によってはプレドニンを服用すると寝付きにくくなることがあります。夜服用するときは帰をつけて下さい。
フロモックス(経口用セフェム系抗生物質製剤)
作用 肺炎球菌、インフルエンザ菌等の多くの細菌を殺菌する作用があります。
使用目的 検査や処置後に、細菌による感染が起こる事を防止します。
副作用 まれに、ショック症状を起こすことがあります。その他、下痢、悪心、発疹等の症状が起こることがあります。
使用方法 100から150mg(1から2錠)を1日3回食後に服用します。
飲み忘れ 飲み忘れた場合でも、指示通り服用を続けて下さい。
注意 アレルギー体質の方が本薬を使用した場合、ショック症状が起こることがあります。体に異常を感じた場合は薬の服用を中止し、すぐに連絡して下さい。
ホスミシン(ホスホマイシン系抗生物質製剤)
作用 緑膿菌、サルモネラ菌、赤痢菌、ブドウ球菌等、多くの細菌に対して、抗菌作用を示します。また、血清蛋白との結合がほとんどなく、抗原性がありません。
使用目的 検査や処置後に、細菌による感染が起こる事を防止します。
副作用 吐き気、腹痛、下痢、食欲不振、発赤等が起こることがあります。
使用方法 1日2から3gを3から4回に分けて服用します。
飲み忘れ 飲み忘れた場合でも、指示通り服用を続けて下さい。
注意 アレルギー体質の方でも比較的安心して服用することができます。体に異常を感じた場合は薬の服用を中止し、すぐに連絡して下さい。
ルティナス膣錠(100mg)(黄体ホルモン製剤・プロゲステロン膣錠)
作用 黄体ホルモン(プロゲステロン)の補充のために使用します。赤ちゃんの流産を防ぎ、妊娠を継続しやすくする薬です。
使用目的 体外受精、顕微授精、凍結胚移植等の生殖補助医療における、黄体補充のために使用します。
副作用 頭痛、傾眠(眠気)、性器出血等の副作用が現れることがあります。重篤な副作用としては、血栓症(心筋梗塞、脳梗塞等)が報告されています。体調に異変があったら、使用を中止してクリニックに連絡して下さい。
使用方法 1日3回、ルティナス膣錠(100mg)を1錠ずつ膣内に挿入します。(アプリケーター使用)
使い忘れ 出来るだけ、使い忘れが無いように、1日3回使用して下さい。朝、昼、夜と使用しますが、時間がずれても3回使い続けて下さい。
注意 使用量が減少すると妊娠率が低下します。長時間使用しないと生理になることがあります。出血が起こったらクリニックに連絡して下さい。
ルトラール錠 2mg(クロルマジノン酢酸エステル錠/経口黄体ホルモン)
作用 無月経、月経周期以上、月経量以上、月経困難症、卵巣機能不全、黄体機能不全、黄体期管理等に使用します。
使用目的 無月経、月経困難症、卵巣機能不全等の改善目的で使用する薬です。また、体外受精の胚移植時にも、黄体ホルモン補充のため(黄体期管理)に使用します。
副作用 まれに、肝障害、血栓症、発疹、食欲不振、下痢、不正出血、腹痛、頭痛、倦怠感、眠気等の症状が表れることがあります。体に異変があった場合は服用を中止して、すぐにクリニックに連絡して下さい。
使用方法 1日1~6錠を、1~3回に分けて食後に服用します。
飲み忘れ 飲み忘れると黄体ホルモン値が低下し、生理が起こることがあります。飲み忘れた場合には、気づいた時に1錠服用して下さい。
注意
エストラーナテープ0.72mg(経皮吸収型エストラジオール製剤)
作用 皮膚に貼付することで、エストラジオール(女性ホルモンの一つ)を吸収します。
ル・エストロジェル0.06%(エストラジオール外用ゲル剤)
作用 子宮に作用して内膜を肥厚させ、受精卵の着床を促します。また生殖器官の発育を促進させ、妊娠しやすくする働きもあります。
使用目的 月経不順や無月経の治療、子宮発達不全症の治療、更年期障害、不妊症の治療等に用いられます。
副作用 重篤な副作用としては、アナフィラキシー様症状が現れることがあるので、異常が認められた場合は、使用を中止し、すぐにクリニックに連絡して下さい。また、血栓症(心筋梗塞、脳梗塞等)が報告されています。足の痛み、突然の息切れ、胸痛、目のかすみ等の異変があったら、使用を中止してすぐにクリニックに連絡して下さい。
その他の副作用としては、乳房痛、乳房緊満感、不正出血、過敏症、頭痛等があります。危険な症状ではありませんが、不快感が強い場合には相談して下さい。
また、エストロゲン依存性悪性腫瘍(乳がん、子宮内膜癌等)を悪化させることがありますので、乳がん、子宮がんの疑いのある方は使用出来ません。
使用方法 更年期障害等のホルモン補充には、1回2プッシュ(1.8g)を1日1回、両腕の手首から肩までの広い範囲に塗擦します。不妊治療のためのホルモン補充の場合は、1日1回6プッシュ(5.4g)を同様に塗擦します。
注意 顔面、乳房、外陰部及び粘膜には塗布しないで下さい。
傷や湿疹、皮膚炎等がみられる部位は避けて塗布して下さい。薬を塗布した部位は、1時間以内に洗浄しないで下さい。
投与後は手を洗い、塗布直後は投与部位を他人に触らせないで下さい。
本剤は微量のアルコールを含んでいるので、アルコールアレルギーの方は注意してご使用下さい。
レトロゾール錠2.5mg
作用 本剤は内分泌療法剤で、女性ホルモン(エストロジェン)の合成を抑制する効果があります。
使用目的 エストロジェン感受性の乳がん患者に対して、がんの成長抑制、がんの再発予防に効果があります。
また、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)に対して、エストロジェンの上昇を抑えてOHSSの症状を改善する作用もあります。
副作用 重篤な副作用としては、血栓症(心筋梗塞、脳梗塞等)が報告されています。足の痛み、突然の息切れ、胸痛、目のかすみ等の異変があったら、使用を中止してすぐにクリニックに連絡して下さい。
心不全、狭心症が現れることがありますので、気分不良や胸の痛みを感じたら、薬の服用を中止してすぐに連絡して下さい。
また、肝機能障害、黄疸が現れることもありますのでAST(GOT)、ALT(GTP)等の確認を行い、上昇が見られた場合には、服用を中止します。
使用方法 1日1回、2.5mgを服用します。
飲み忘れ 服用を忘れたら1日1錠のペースで継続的に服用を続けて下さい。
注意 疲労、めまい、まれに傾眠が起こることがあるので、レトロゾールを服用している時は、車の運転や危険な作業を行う場合には十分な注意を払って下さい。

<サプリメント>

L-カルニチン 脂肪の燃焼を促し、代謝をよくすることで妊娠しやすい体作りを目指します。
DHEA 25mg 性ホルモンの元になるホルモンで、加齢とともに減少します。補充することで、性ホルモンの生成増加を促し、卵巣機能の若返りを期待します。
メラトニン 3mg 脳内の松果体より作り出されるホルモン。睡眠を促し、活性酸素を抑制する働き(抗酸化作用)があります。摂取することで、卵胞内での卵子の保護や卵の質を向上させ、受精率や妊娠率の向上を期待します。
葉酸 摂取することにより、胎児の神経管閉鎖障害の発症リスクが減少すると言われています。妊娠初期はもちろんですが、妊娠を期待する方は摂取が望ましいとも言われています。
ラクトフェリン 腸や子宮内の善玉菌と悪玉菌のバランス(フローラ)を整える事から、腸の調子を良くしたり、妊娠率の上昇や、流産、早産予防にも期待が出来ます。

いしかわクリニック
〒590-0079
大阪府堺市堺区新町5-10 5F

9:30~13:00 16:30~19:00
休診:日・祝日、水曜・土曜の午後
072-232-8751

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